追加工プログラム

追加工は既に切断された製品に追加で穴や切欠きを加工する際に行う

今回はSUS1.5t 200X120 4-φ6加工済みの平板の中央にφ30の穴を追加で加工する

というケースで説明する

原理は一緒だがCADMAC/TrutopsとMetacamで手順が若干異なるため分けて説明する

CADMAC/TruTops

① 追加工(φ30)を追加し、製品の加工済みの実寸(200×120及びφ6)を補助線に変更する

② 実寸から片側0.5mmずつ大きくした枠(200.1×120.1)を加工線で描く。

※基本が片側0.5mmであり製品の大きさや形状によって治具側をどれくらい大きくするかは異なってくる

③ ②で書いた枠から30mmずつ大きくした枠(250.1×150.1)を描く

④ 追加工する加工の周りを四角で囲う、この寸法は適当でよい

ここまでがCADMACで作図する手順

実際に加工するのはφ30と200.1×120.1のみ

Trutopsで加工割付

①nestタブでデッドゾーンを上下左右50に設定して保存する

②追加工SUS1.5t(φ30)と治具加工SPC1.6t(200.1×120.1)

2種類のNCプログラムを作製して終了。

MetaCAM

①追加工と治具を作図し治具加工(200.1×120.1)と追加工(φ30)以外を補助線にする(上記CADMAC手順の①と②)

②追加工のみに加工割付を行う製品と治具加工をする製品に違う名前を付け、治具は材質をSPCに変更して保存する

 

社内で加工した製品に追加工を行う場合、同じ図番の製品が3個存在することになる

③治具加工は内径として加工するため外径から内径に変更して加工を割り付ける

④-治具と-追加工それぞれを板取りからNCプログラムを作成して終了。

TrutopsもMetaCAMも注意すべき点は、原点からの距離が同一であること。